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交流会・勉強会

第2回 勉強会レポート

平成25年8月23日(火)18:15-21:00
都庁第一本庁舎25F103会議室
参加:28人

8月23日(火)、「企業・NPO・自治体の協働による子供・子育て家庭支援の取り組みの促進に関する調査」をテーマに、第2回勉強会を開催しました。
当日は、コーディネーターとして、(株)東レ経営研究所の方を、パネラーとしてNEC、(特非)サービスグラント、NPO法人冒険遊び場の会の方を招き、28名の企業、NPO等団体、自治体が参加しました。


■ 調査研究の報告

調査を受託した(株)東レ経営研究所から、調査研究の報告を行いました。
この調査は、先進的な取り組みをしている自治体、企業、NPOに直接ヒアリングを行ったものです。

○ 調査から分析した課題
1)親和性における狭義の解釈(子どもの成長は企業にかかわる)
2)NPOの経済的基盤の脆弱性(まかせても大丈夫か企業の促進につながらない)
3)出会いの場、仲介役の不足(マッチングの不足)
4)限定された地域性で狭めているのでは
5)社会貢献の評価方法の困難さNPOと協働したものの評価方法があるといいのでは
6)行政の対応

○ 施策案として
(1)企業とNPO協働に関する各阻害要因に対する施策提
・WEBマッチング
・「リアルなマッチングの場」
・「NPOの活動を社内で評価する仕組み」
・子育て応援とうきょう会議から協働指針・マニュアルの発信
・企業などを含めた『とうきょう子育て協働宣言』
・社会貢献の評価方法の情報収集・発信
(2)子育て応援とうきょう会議に対する個別施策提案
・協働会員内の企業とNPOのマッチング支援
・メールマガジンやメーリングリスト等の効果的な情報交流
・協働事例を拾い上げるコーディネーターの役割にスポットを当てる


■ 調査先より先駆的な協働事例の報告

調査にご協力いただいた団体を招き、協働事例を紹介しました。

1)NEC
NECでは、「NECグループビジョン2017」として、「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現するグローバルリーディングカンパニー」を目指しており、この実現のために社会貢献活動を実施しています。 NPOとの連携については、NPOとの連携にあたっての課題や基本的な考えかたについて話されました。また、主な社会貢献プログラムの実例を紹介し、社会CSR・社会貢献部門は会社と社会の架け橋であるということで話を終えました。

2)特定非営利活動法人サービスグラント
サービスグラントとはプロボノプログラムのコーディネートを通じてNPOを支援するNPOです。プロジェクトの種類は広報、ファンドレイジング、業務改善、事業戦略などがあります。当日は、プロジェクトの成果物を紹介し、基本スケジュールについての説明も行いました。また、アンケートなどでのNPOからの評価が高いこと、プロボノワーカーからのアンケートからも好評を得ていることなどを示すとともに、企業×サービスグランドの連携の可能性についても話しました。

3)NPO法人冒険あそび場の会
冒険遊び場の会の目的は「子どもたちに、たっぷりと 豊かな遊びを」であり、豊かな遊びができる条件とは、子どもが自由に思い切り遊べる「場所」、遊ぶ 「時間」、大人(ひと)の「理解と応援」と考えています。このような条件のもと、目的を達成するためには、「ひと を変える遊び場運営」が必要です。 そのような活動目的の説明後、行政や他団体と協働事業を行っていることについて、「駅前子育てサロン事業」や「出前型屋外親子ひろば」等、具体例を紹介しました。また、協働事業における役割分担の大切さについても話しました。


■ 参加者から出た質問への回答

<NECへの質問>

1)CSRの構成、人数、社員のボランティ参加率はどのくらい?
→ 幅広い分野にわたっているが、社会貢献活動を担当しているのは6人。CSR・環境推進本部としては50名ほどいる

2)協働相手
→ 最近ではNPOだけでなく一般社団法人もある。法人格なくても実態、本質を見極めるようにしている。

3)事業貢献内容
→ 事業貢献の仕方があるが、子ども達むけの教室は営業部門と連携することが多い。ネットマナーを学ぶのは都道府県の警察からの要望が営業経由で来ることも多い。社員が活動に参加することで社会課題を学んだり、気づきがあるので解決のためのソリューションが事業への貢献につながっているのではないかと思う。

4)提案者への想いで動かされることは
→ プログラムパートナーの代表者のビジョン、想いが一番重要ではないかと思う。

<サービスグラントへの質問>

1)失敗の事例は?
→ プロボノワーカーが本業を優先させるため、途中で離脱したケースがある。
→ 少人数のNPOの場合、NPO側の負荷があがり
スケジュールが遅れてしまうことや、プロボノワーカーとのスケジュールがあわなくなってきてコミュニケーション悪化にもつながることもある。
→ NPOとの合意形成をとることは大事にしていて、合意形成をとれないときには立ち止まることもある

2)NPOが一番支援を必要としているのはなにか?
→ WEBの依頼、パンフの作成、最近では営業資料(企業へのアプローチ資料)が高くなってきている

<冒険遊び場への質問>

1)プレイリーダーの研修
→ 年間1回はプレイリーダー研修会実施(国分寺との協働)全国で募集
2日間かけてプレイリーダーを養成、認定証をだす。講師は、冒険遊び場の会スタッフ。冒険遊び場の会でも年間3回、スタッフ向けに独自の研修をしている。

2)国分寺市へのアプローチは?
→ 公園課との関係が一番難しい。公園課との信頼をとるのが大変だった。200か所近い公園調査を実施、データ化したことが信頼獲得につながった。

3)失敗した企画はあるのか?
→ 常に前をむいているので失敗したのは忘れてしまう。ただ、公園課との話し合いは大変。また、活動を公園で実施しているため、地域住民からの苦情も多い。合意、信頼を得るためには巻き込み、信頼をかちえていくことが大事。

<全体への質問>

1)阻害要因は何か?
→ NPOの情報が少なく、イメージがわかない
→ 企業は地域のNPOを使って商品を売りつけようとしているのではないか。お互いが情報発信をしっかりする必要があるのではないか

2)行政に求めるものはなにか?
・NEC
→ 企業側としては地域の情報発信、告知は企業が実施するより地域の自治体からの情報発信のほうが価値が高い。施設の利用は自治体が強い

・サービスグラント
→ 大阪と地域活性化を市民参加型でのプロジェクトを協働して、行政が旗振りをしてもらっている。行政からのプロボノ導入の要請は実際にある

・冒険あそび場の会
→ NPOは弱い団体なので行政の補助金等で、直接経費しか出ないのは困る。委託などは契約期間があるので、単年度の受託とか数年間と決まっているのは継続を考えながら実施している。


■ グループワーク

5,6人ずつグループになって情報の共有、自分たちでできることの話し合いを行いました。

<2つのグループから気づきのシェアリング>

→ 企業とNPOとどう組むか、協働できる基盤があるか、企画力、時間の感覚がNPOと一致しないことが多いかどうかなど具体的なことを聞けた。想いは最後のひと押し。判断基準はメディアの露出など第三者からの評価も大事。あくまでも企業なので人材育成につなげる必要がある。
→ 行政からの助成金には人件費がつかないのが悩み。助成金事態が減っているので、企業とのタイアップにシフトしていかないといけない。子育て世代への意識は少ない中でマッチングが必要ではないか。

<宮原氏から>

企業側からはNPOからの情報量が少なすぎるので、協働相手として大丈夫なのか心配になる。逆にNPO側も企業から商品を売りつけられるのではという懸念もある。 財源は減っていく方向でもあり、行政の役割はプラットホームやマッチングの場を提供することではないか。
こういう場(勉強会など)を利用して知りあう機会を増やすことも大事で、どんどん知り合いを誘って下さい。関係性の構築、いろんな人との活動が今後につながるのではないかと思います。

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