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薬丸裕英さんに直撃インタビューしました!

2008/11/22 東京都庁

「子育て応援とうきょう会議」のイメージキャラクターで、「子育て応援とうきょう広場2008」の開会宣言をされた薬丸裕英さんに直撃インタビューしました!

薬丸裕英さんに直撃インタビューしました!

「結婚当初はやはり、男子厨房に入るべからず的な考えはありました」(薬丸)

――薬丸さんは日ごろ、どれくらいの割合で育児参加なさってますか?

「うーん……妻が思う比率と、僕が思う比率とはちょっと違うと思うんですけど(笑)、7:3で自分は3割くらいですかね? やはり、圧倒的に僕のほうが家にいる時間が少ないので……まぁ僕個人の気分的には五分五分ですけど (笑)」

――薬丸さんの担当と決まっていることはありますか?

「基本的にはないです。何でも、時間のあるほうがやる、という感じですね」

――料理もされたり?

「料理はそんなにしないですけど、片付けは好きです。掃除もするし洗濯もするし買い物も行くんで、これで料理までやっちゃったら嫌味な父親になりそうじゃないですか(笑)。って言って、どこか自分に言い訳してるのかもしれないですけどね。だから、出来る人がするという、夫婦として家族としての暗黙のルールはありますけど、領域っていうのもあると思うんで、そこは守るようにしたいなと。ホント、ごくたまーに『はなまるマーケット』で覚えたレシピで料理をしたりするくらいですね。あとは休みの日で、自分が早く起きた時には朝食を作ったりすることもあります。そういえば不思議だったのは、友達と話してる時に“朝、先に起きたら奥さんを起こして朝食を作ってもらう”って言うんですよね、彼は。でもそれは違うだろうと。それくらい自分でやれよって言ったら、全く悪気なく“何で?”って。僕はビックリしたんですよ。さらに聞くと旅行のパッキングとかも全部やってもらってるらしくて。だからね、もう時代は平成だよ?って言ったんですけど、まだ昭和の頑固親父的な意識の人って多いんだなと改めて思いましたね」

――そういう意識の方はまだまだ多いですよね。でも薬丸さんは平成のお父さん像としては理想的なんじゃないですか?

「まぁ、僕だって徐々に意識改革していったって感じですよ。結婚当初はやはり、男子厨房に入るべからず的な考えはありましたし。うちの父がそうでしたからね。それで自分の中に根付いてた部分はあるんですけど、やっぱり子供が増えて大変な様子を目の当たりにすると、そういう意識は変わっていきましたよね。プラス、ひとり暮らししてる時に何でも自分でやっていたので、やっても全く苦にはならないっていうのもあります」

――それでも、お忙しい中でなさるのはなかなか大変ですよね。

「今年次女が生まれたのもあって、その子にかかりっきりなので、夜寝てからが自分たちの時間だったり個人の時間だったりするんですけど、そうは言っても次の日また早起きしなきゃいけないとなると、つい睡眠を優先させてしまうんですよね。そうするといろんなことが山積みになってしまうところはあります。子供たちの写真とかね、いつかまとめたいとは思ってますけど、どんどんたまっていく一方ですから(笑)。その中でも1年の中で……今だとクリスマスだとかお正月とか、いろんなイベントがあるじゃないですか、そういったものはなるべくみんなでやるようにしています。でも圧倒的に時間が足りないですね。ホントに1日の時間がもっと欲しいです」

――プラスしてお子さんそれぞれの行事もありますもんね。

「そうなんですよ。この間もレギュラーの仕事で長女のバレエの発表会に行けなかったんですけども、“来てくれないのー?”なんて言われると、ものすごく悪いことしたような気持ちになったりして、1日暗い気持ちになるし。それはつらいところですね」

薬丸裕英さんに直撃インタビューしました!

▲家族のことを真剣にお話される薬丸さん。

女の子のパパとしては、「ホント駄目ですね、デレデレ、甘甘親父で(笑)」(薬丸)

――5人いらっしゃると、自然とこういう時はこうすれば、的なものってご自身の中に出来てきたりしますか?

「うーん……でも、子育てに関してはマニュアルはあくまでもマニュアルであって、その子その子の性格があり個性があり、いろんなものが個人の中に渦巻いているわけじゃないですか。だから、それまでの経験を下の子たちにあてはめるということはないです。時代の流れもあると思うんで、あてはめても仕方ないですしね。ただし男の子、女の子での違いはあるかもしれない。男の子には自分の経験値でいろいろ言えるんですよ。だからその時その時起こったものを、取り除いてあげたり中和させてあげたりっていうような感じですかね。あと、やっぱり子供ですから一時的な感情に流される時もあるんで、そういう場合はその考えがもう少し続いたらそうしてみれば?とかアドバイスをしたり。自分の気持ちで進んでいくのもいいけれど、そこに後悔があってはいけないから、そこに少し、気分の糊代みたいなものをね、与えてあげないとなと思うので。まぁ反対に女の子はね……正直言って子育ては出来てないかもしれないです。ホント駄目ですね、デレデレ、甘甘親父で(笑)」

薬丸裕英さんに直撃インタビューしました!

▲ 娘さんのお話になると始終柔らかい表情に。

――いえいえ、女の子のパパはどうしてもそうなりますよね(笑)。ところで、これから子育てをすることになるプレパパも含め、子育てパパたちへ薬丸さんから是非エールを送っていただきたいなと思うんですが。

「僕は、考え方だと思うんですよ。子供が出来たら経済的にはどうなんだとか、時間はどうなんだとか、どうしても考えますよね。それを考えることは大切だと思います、でも心配だけしていたら何も出来ないんじゃないかなぁと。逆に考え方を変えれば、子供によって得るものもあるし、癒されることもあるし、責任感も生まれるし。人間ってどうしても自分に甘い人のほうが多いと思うんですね。だけど自分のことならさておき、子供のためだったら頑張れることってたくさんあるんですよ。それがひいては生活向上になるだろうし、愛情をかけて育てた子供は絶対愛情を返してくれると思うから、そういう考え方で子育てに取り組んでいっていただければいいなと感じますね」

――ただ、いろいろと厳しい現状もあるかとは思うのですが……。

「うん、確かにニュースの街頭インタビューなんかを見ていても、時間がなくて大変だとか、働きたくても預ける場所がないとか、いろんな話を聞きますし、これだけ物価が値上がりしちゃうと生活も厳しくなる、それも分かるんですけど、個人的な考えを言ってしまうなら、頑張れば何とかなると思うんですよね。そのための意識改革……子育ては楽しい!と思ってもらえれば、もっともっと違う生活が待っているような気がしますね。もちろんそれが出来る環境も必要だと思います。不安の多い世の中ですけども、不安をかきたてるような情報だけではなく、安心出来る託児施設とか、安心出来るお医者さんとか、そういったものもどんどん紹介していくように、メディア側も考えていかないといけないでしょうし。そういうことがこの先、変わっていくといいですよね。その軌道修正をするのも、我々の世代に求められている課題だと思います」

――では、最後に薬丸さんの“パパとしての野望”を聞かせて下さい!

「野望か……今は子供たちに愛情をいっぱい注いでるんで、老後は面倒見ろよ、ってことですかね(笑)。兄弟の中で“オマエんとこで面倒見ろよ”みたいになるのは絶対にイヤですから。取り合いされるくらいの存在でいたいです……って、これ野望になるのかな(笑)」

薬丸裕英さんプロフィール

1966年生まれ、東京都港区出身。1981年、TBS「2年B組仙八先生」に出演、 翌年5月5日「NAINAI16」で、シブがき隊としてデビュー。
その後7年間、数々の実績を残し1988年解隊し、ソロになってからは、数多くのドラマ、バラエティー、コマーシャルなどに、俳優・タレントとして幅広く活躍中。
家族は、奥様と子ども5人。3男(高校3年生、中学3年生、小学3年生)2女(小学6年生、0歳)の父として家事・育児にも積極的に関わっている。