3月 妊娠中の食生活~食中毒に気をつけよう~

お腹の赤ちゃんにしっかりと栄養を届けたい妊娠期。妊婦の皆さんは、どのような食事をしていますか? 段々と暖かくなるこの季節、食中毒にも注意しなければなりません。安全な食生活を送るためには、何に気をつければ良いのでしょうか。

なぜ妊娠中は食中毒のリスクが高いの?

妊娠中は免疫力が低下しているため、妊娠前に比べて食中毒にかかりやすくなっています。飲むことができる薬も限られているので、口にする食品には十分注意したいもの。

また、食中毒は嘔吐や下痢をともなうので、子宮が収縮し早産や流産などお腹の赤ちゃんへの影響を与える可能性があります。食中毒をおこす菌の中には、胎盤を通して赤ちゃんに感染するものもあるため、特に気をつけなければなりません。

妊娠中の食生活

食中毒にかからないために、気をつけること

妊婦や赤ちゃんに影響を与える可能性のある食中毒菌の1つに、「リステリア菌」があります。健康な人がリステリア菌に感染しても、その多くは症状が出ずに済みますが、妊婦が感染すると発熱や悪寒などを発症し重症化することも。また、胎盤を通して胎児に感染するため、流産や早産、死産などの原因にもなります。産まれてくる赤ちゃんには、髄膜炎や敗血症などの症状を起こす場合もあるので注意が必要です。

<妊娠中に避けた方が良い食べ物>
ナチュラルチーズ(加熱殺菌していないチーズ)や、肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモンなど。
※リステリア菌は塩分に強く、加熱せずにそのまま食べられる食品に多い細菌です。

<冷蔵庫を過信しないで!>
食べ物を冷蔵庫に入れておいても、菌はゆっくりと繁殖しています。封を切ったら期限にかかわらず早めに食べきることが大切です。また、食べる前には中心まで十分に加熱しましょう。

食中毒に気を付けよう

もしも妊娠中に、食中毒にかかってしまったら?

もしも食中毒に感染してしまったら、まずは、かかりつけの産院に相談し指示を仰ぐことをおすすめします。薬については妊娠時期によって飲んではいけないものがあるため、自分の判断で服用するのは避けましょう。

妊娠中はお腹の赤ちゃんにしっかりと栄養を届けるため、安全な食事をしたいもの。「冷凍食品の解凍は冷蔵庫でする」、「時間が経ってちょっとでも怪しいなと思った食材は思い切って捨てる」など、いつもより少しだけ気をつけて妊娠生活を楽しく過ごしてくださいね。

参考URL;

厚生労働省 妊娠中と産後の食事について
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/ninpu-02.html

*写真は写真ACより
https://www.photo-ac.com/

2月 自転車に乗せるとき注意!スポーク外傷を知っていますか?

スポーク外傷というケガを知っていますか?子供を自転車の後ろに乗せたとき、子供の足が後輪に巻き込まれてケガをする事故が起きています。ケガを防ぐためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
 

子供のスポーク外傷ってなに?

 
スポーク外傷の「スポーク」とは、自転車の車輪の中心からタイヤに向かって放射線状に伸びる棒状の部分のこと。子供を自転車の後部に乗せて走行するとき、このスポークに子供の足が巻き込まれて、すり傷や切り傷などのケガをすることがあります。これがスポーク外傷と呼ばれるケガです。
軽いケガで済むこともありますが、ねんざや骨折、また手術が必要になるようなケガもあるので注意が必要です。
 
自転車に乗せるとき注意
 

スポーク外傷はどんな自転車で起こる?

 
スポーク外傷は自転車の装備によって発生率が変わるようです。どのようなものを取りつけると良いのかチェックしておきましょう!
 
・チャイルドシート(幼児座席)
チャイルドシートを取りつけていない自転車は、足と後輪が直接触れ合いやすくなるため、事故が起こる可能性が高まるようです。
 
・ドレスガード
ドレスガードとは、コートやスカートなどが自転車に巻き込まれないようにするために取りつける部品のこと。子供の足の巻き込み防止にもなります。
 
足の巻き込み防止
 

子供のスポーク外傷を防ぐには?

国民生活センターによると、スポーク外傷は1年間で30件ほど起きています。また、これらのうち約半数は、通院が必要なほどのケガというデータも。自転車の装備に気をつける他には、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。

・チャイルドシートの足乗せ部分に足を乗せる
自転車に乗せるときは、足乗せ部分に子供の足をきちんと乗せておくように子供に言い聞かせておくことが大切です。

・同乗させる子供は6歳未満まで
6歳を過ぎるとチャイルドシートから足が出てしまい、スポークに巻き込まれる危険性が高まります。また、6歳以上の子供を自転車に同乗させるのは法律違反になります。

子供を自転車の後ろに乗せて走れるのは案外短い間。子供の足を守って安全に自転車ライフを楽しんでくださいね!
 
政府広報オンライン スポーク外傷にご注意ください
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201702/3.html
 
国民生活センター 自転車に乗せた子どもの足が車輪に巻き込まれる事故に注意
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160818_1.html
 
*写真は写真ACより
https://www.photo-ac.com/

1月 朝ごはんをしっかり食べよう!

出かける準備などで忙しい朝、きちんとご飯を食べさせていますか?「作ったり食べさせたりするのが大変」とお悩みの方もいるでしょう。朝ごはんはお腹を満たすだけではありません。子どもの身体を正常に動かす大切な役割があるのです。
 

どうして朝ごはんを食べるの?

 
夜に食べたものは寝ている間の新陳代謝などに使われるため、朝起きたときにはエネルギー不足の状態。朝ごはんにはエネルギーを補給して、頭と身体を目覚めさせる役割があります。
 

<頭が目覚める!>

脳を活動させるためにはブドウ糖という栄養素が必要です。ブドウ糖は炭水化物などに含まれるので、朝ごはんには、ご飯やパンなどの炭水化物を取り入れて、脳へのエネルギーを補給しましょう。
 

<身体が目覚める!>

朝ごはんを食べると消化器官が刺激され身体が目覚めます。毎朝決まった時間に食べることで排便のリズムが整い、体内時計を調整するのにも役に立ちます。

このように朝ごはんは頭と身体の両方をしっかり活動させるために必要なものなのです。
 
朝ごはんをしっかり食べよう
 

朝ごはんを食べないと身体に悪い影響が?

 
朝ごはんを食べないと、身体を動かすためのエネルギーが不足したまま出かけることになります。そのため、イライラする、集中力がかける、記憶力が低下するなどの症状があらわれることも。また、お昼ごはんにお腹が空き過ぎて必要以上に食べてしまい、肥満などの小児成人病の原因となることもあるので注意が必要です。
 
簡単にできる朝ごはんの工夫
 

何を食べる?簡単にできる朝ごはんの工夫

 
朝ごはんに必ず取り入れたいのはブドウ糖が含まれる炭水化物。パンや麺類も炭水化物ですが、中でもご飯がおすすめです。ご飯は粒状なのでゆっくりと消化吸収され、なだらかに血糖値を上げて長時間維持します。腹持ちが良いといわれるのもこのためです。
 
また脳を働かせる栄養素は、コリンと必須アミノ酸のリジン。コリンは卵に多く含まれているので卵焼きや卵かけご飯など卵を使用したメニューがおすすめです。集中力を高める働きがあるというリジンは、おかかや、しらす干しなどに含まれています。
 
忙しい朝、毎日ご飯を作るのは大変です。難しく考えず、おにぎり+αを基本に作ってみてはいかがでしょうか。毎日決まった時間に朝ごはんを食べる習慣をつけて、寒い時期も元気に乗り切りましょう!
 
参考URL:
農林水産省 朝ごはんを食べないと?
http://www.maff.go.jp/j/seisan/kakou/mezamasi/about/about.html
 
農林水産省 朝は時間がないけれど
http://www.maff.go.jp/j/seisan/kakou/mezamasi/about/mystyle.html
 
*写真は写真ACより
https://www.photo-ac.com/

12月 ノロウイルスの感染を予防しよう!

子どもが突然吐いてびっくりした、という経験はありませんか?寒くなると毎年ノロウイルスが原因の胃腸炎が流行します。一度かかると本人はもちろん看病する家族も大変ですね。ノロウイルスによる胃腸炎は、どのように予防すればよいのでしょうか。
 

ノロウイルスはいつ流行るの?どんな症状?

 
感染力がとても強いノロウイルス。感染する人は1年を通していますが、感染者が増加するのは寒くなる11月頃で、12~1月にピークをむかえます。
1~2日の潜伏期間を経て発症し、主な症状は嘔吐、下痢、腹痛、微熱など。通常は発症してから1~2日ほどで徐々に回復しますが、小さな子どもは重症化することもあるので注意が必要です。
 
ノロウイルス
 

ノロウイルスの感染経路は?

 
ノロウイルスのほとんどは経口感染と考えられています。
 
<人から人への感染>
・感染した患者のふん便や吐物から人の手指を介してウイルスが口に入る
・人が集まる場所での飛沫感染(咳やくしゃみなど)
 
<食品を口に入れて感染>
・汚染された二枚貝を、十分に加熱せずに食べた場合
・汚染された井戸水などを消毒不十分のまま飲んだ場合
・食品を取り扱う人が感染しており、その人を介して汚染された食品を食べた場合
 
 

これだけはやっておこう!ノロウイルスの感染予防

 
ノロウイルスの予防には、帰宅後やトイレ後、食事の前などの手洗い・うがいと、身の回りの清掃・消毒を徹底することが大切です。
ノロウイルスを消毒するには次亜塩素酸ナトリウムなどの消毒薬を使う必要があります。ドラッグストアなどで手に入るので、突然の嘔吐に備えてビニール手袋やマスクなどとともに準備しておくと安心です。手が触れることの多いトイレの便座やドアノブなどは、0.02%の次亜塩素酸ナトリウムで消毒し、その後水拭きします。希釈濃度をあらかじめチェックしメモ書きしておくと、いざというときに慌てずにすみますよ。
 
ノロウイルスの感染予防
 

それでも感染してしまったら?

 
現在ノロウイルスには抗ウイルス薬がありません。そのため、病院では対処療法をもちいて症状を軽減する処置が行われます。子どもが感染すると脱水症状を起こすことがあるため、吐き気が落ち着いたら少しずつ水分をとらせるようにしましょう。また、病気の回復を妨げるので下痢止め薬はなるべく使用させないことも大切です。症状が重いときには迷わず受診させましょう。

年末年始はイベントが続き、体調を崩しやすくなります。しっかりと感染を予防して、寒い冬を楽しく乗り切りましょう!
 
参考URL:
首相官邸 ノロウイルス(感染性胃腸炎・食中毒)対策~冬は特にご注意を!~
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/noro.html
 
厚生労働省 ノロウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
 
*写真は写真ACより
https://www.photo-ac.com/

11月 子どもの事故を未然に防ごう 0~3歳に多い事故

日々成長し予想外の動きをする子ども達。たくさん動けるようになるのは喜ばしいことですが、見ていてヒヤリとすることも。0~3歳の子どもに多い事故はどのような方法で防げばよいのでしょうか。
 

0~1歳は、窒息と誤飲に気をつけよう!

 
赤ちゃんは自分の思うように身体を動かすことができません。0~1歳の事故で多いのが「窒息事故」と「誤飲事故」です。
 
誤飲事故
 
大人用の敷布団に赤ちゃんを寝かせると、顔が埋もれて呼吸をしにくくなることがあります。ベビー用や硬めの敷布団を用意し、1歳まではあおむけに寝かせるようにしましょう。ミルクの吐き戻しによる窒息も心配です。ミルクを飲んだ後、十分にげっぷが出ないときは、横に寝かせ10~15分ほど様子をみるようにしましょう。
 
また、赤ちゃんは手に持ったものをそのまま口に運んでしまうことも。何を誤飲したかで対処の方法が異なるので注意が必要です。
除光液や灯油など揮発性物質や、たばこ、ボタン電池を飲みこんでしまった場合は何も飲ませないようにします。逆に、医薬品や、強酸・強アルカリ性物質などを飲みこんだ場合は、水や牛乳を飲ませます。いずれも無理に吐かせず、至急医療機関の指示を仰ぐことが大切です。
 

1~3歳は、お風呂の事故と落下事故に注意!

 
1歳を過ぎると1人で動ける範囲が広がり、ますます目が離せなくなります。この時期に気をつけたいのは「お風呂の事故」と、ベランダや窓からの「落下事故」です。
 
お風呂の事故
 
子どもは好奇心が旺盛なので、昼間のお風呂場で遊びたがることも。残り湯が入った浴槽でおぼれるのを防ぐため、子どもの手が届かない位置に鍵をとりつけて浴室に入れないようにしておくと安心です。
 
また、この時期の子どもはベランダからの落下事故にも注意。ベランダの近くに踏み台になるようなものは置かないことや、子どもだけでベランダに出さないことはもちろん、子ども自身にベランダは危険な場所だと教えることも大切です。
 
大人がそばで見ていることで防止できる事故もあります。年齢別の注意点をしっかりおさえて、楽しくのびのびと遊ばせてあげてくださいね。
 
参考URL:
消費者庁 子どもの事故防止ハンドブックについてページ
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_002/

*写真は写真ACより
https://www.photo-ac.com/