食事を通じて子供たちの食べる力を育てる「食育」。
今回は、東京都教育委員会「乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト」で乳幼児期の食育が目指す、「楽しく食べる子供」に成長するための5つの目標にも掲げられている「食事のリズムがもてる子供」について、考えてみたいと思います。
子供たちがご飯を食べたいと感じる時は、いつでしょうか?
朝や昼、夕方に「おなかが減った~」という子供の声が聞こえてきたら、きっと今すぐにご飯を食べたい時ですね。
幼児期の子供は、睡眠、食事、遊びなどの活動にだんだんとメリハリが出てきます。
そして幼児期は食事リズムの基礎を作る大事な時期です。
子供が「お腹が空いた」感覚を持つには、日中は十分に遊び、食事を規則的に取れるように生活環境を整えることが大切です。
例えば、朝起きる時間や朝ごはん、昼ごはん、夕ご飯の時間を決め、できるだけその時間は変えないようにしましょう。特に体中にエネルギーを行き渡らせ、一日を元気にスタートさせる「朝ごはん」は、決めた時間にとるように心がけましょう。朝ごはんのエネルギーがその後の活動に大きく関わってきます。
また、子供も大人も楽しみの「おやつ」は、食べ過ぎないように注意しましょうね。
ただし、時間を守ることに注意が行きすぎると、子供に取って食事の時間が辛いものになってしまいます。お休みの日はゆるめのスケジュールにするなど、無理はないように。
子供が家族や友達と楽しく食事する経験は、身近な人との関係性を深めていきます。
ぜひ、食事を楽しみながら、食事のリズムも整えるように取り組んでみてください。
参考URL:東京都教育委員会「乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト」
子供の生活リズムについて