各地で雨続きの日々が続いています。そんな中では、水との付き合い方がとても大切です。
お子さんと川や海に行く機会もまだある時期ですが、水難事故は毎年後を絶ちません。
平成28年(2016年)に全国で発生した水難は1,505件、水難に遭った人の数は1,742人、うちそのおよそ半数にあたる816人が亡くなったり、行方不明になっています。特に中学生以下の子供がなくなる場所は1位が「河川」です。
楽しく海や川で過ごすために、海・川での事故を防ぐポイントをご紹介します。
【海の事故を防ぐポイント】
海は、流れの激しい場所や水温の変化の大きい場所があります。「遊泳禁止」の案内があるところにはいかないようにしましょう。
「遊泳区域」でも波の流れや水深、体力を考えて行動しましょう。子どもは水深が浅い場所でも、おぼれたり、波にさらわれたりします。
乳幼児や泳げない子どもと海に入る時は、必ず大人に付き添い、子供から目を離さないようにし、子供だけで遊ばせないようにしましょう。
また、釣りやボートに乗る時は、ライフジャケットの着用を必ずしましょう。
【川の事故を防ぐポイント】
川での子供の死者、行方不明者は海の10倍になっています。川では絶対に子供一人で遊ばせないようにしましょう。
川に入る時、川のそばで遊ぶ時は、必ずライフジャケットを身に付けましょう。浅い川でも急な増水や川辺で足を滑らせて入水してしまうこともあります。
靴は、滑りにくく、脱げにくいリバーシューズやウォーターシューズを用意しましょう。ビーチサンダルやミュールは脱げやすくとても危険ですので、川では履かないようにしましょう。
水抜きのある、つばのない川専用のヘルメットをかぶり、洋服はナイロンなどの速乾性の化学繊維でできたものを着ましょう。
特に最近は突発的な雨が多くなっています。水の流れてくる方向の空に黒い雲が見えた時や雨が降り始めた時、雷が聞こえた時は、川から離れてすぐに避難してください。
子供は水で遊ぶのが大好きです。海、川で安全に楽しく遊べるように準備していきましょう。
参考URL:
政府広報オンライン 水の事故、山の事故を防いで 海、川、山を安全に楽しむために
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201407/3.html
国土交通省 河川水難事故防止!「川で遊ぶ前に」http://www.mlit.go.jp/river/kankyo/anzen/index1.html
公益財団法人 子どもの水辺サポートセンター