子どものベランダからの転落事故を防ぐためには?
マンションのベランダや窓から、子どもが転落する事故が後を絶ちません。
都内では、歩き始めたばかりの小さな子どもを中心に、年間10件前後の事故が起きています。特に2020年はコロナ禍により自宅で過ごす時間が増えているため、これまで以上に気をつけたいものです。
●このようなときに、転落事故が起きています!
- 子供をベランダで遊ばせていた。
- ごみ出しや買い物などのため、少しの間子供を部屋に一人きりにさせていたところ、子供が自分でベランダに出てしまった。
- ベランダの外の自動車や動物などを見るために、また家族などの見送りをするため、手すりによじ登った。
- 保護者が洗濯物を干しているときに子供がベランダに出たり、子供自身が布団を干していた。
●いまからできる対策
◇見守りと教育
- 少しの間でもベランダのある部屋に子どもを一人にしない。
- 子どもだけ置いて外出しない。
- 子どもを一人でベランダに出さない。
- 子どもが理解できる方法で、転落の可能性や怖さを教える。
◇ベランダ周辺環境の見直し
- ベランダに遊び道具を置かない。
- 足がかりになるようなプランターや椅子などを置かない。
- エアコンの室外機は手すりから十分に離して設置する。
- ベランダへの出入口は施錠する。(子どもが届かない位置に補助錠を設置)
- 定期的にメンテナンスする。(手すりのガタ付きや劣化をチェック)
◇安全な住宅選び(引っ越しの際などに参考にしたいポイント)
- よじ登れないデザインの手すりかどうか?
- 手すりの高さなどは子どもの安全に配慮されているか?
(詳しくは図を参照)
- エアコンの室外機は手すりから十分に離れているか?
(図を参照)
子どもを転落事故から守るために東京都では注意喚起のリーフレットを配布中。
より詳しく知ることができるので、ぜひ一度目を通してみましょう。
こちらから簡単にダウンロード可能です↓
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/anzen/kyougikai/h29/documents/29_leaflet_balcony.pdf
参考URL;
東京くらしWEB 子供のベランダからの転落事故に注意!
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/anzen/kyougikai/h29/29-05_leaflet_balcony.html
*写真は写真ACより
https://www.photo-ac.com/